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基本情報技術者試験は本当に役に立たない?価値とメリットを解説

基本情報技術者試験は役に立たない、意味ない、無意味、価値ない、いらない、おすすめしない……こんな言葉で検索して、このページにたどり着いたあなたは、「本当に取る意味あるの?」とモヤモヤしているところかなと思います。

就職や転職での評価、実務での必要性、試験内容が時代遅れではないかという不安、そもそも基本情報技術者試験の必要性や取る意味に疑問を持っている人は少なくありません。SNSや口コミを見ると、「就職で役に立たなかった」「実務では全然使わない」といった声もあれば、「基礎固めとしては良かった」「未経験からの転職で助かった」という真逆の声もありますよね。

このページでは、そういったバラバラな意見をいったん整理して、基本情報技術者試験は本当に役に立たないのか、それとも意味があるのか、あなたの状況に合わせて判断できるようにまとめていきます。読み終わるころには、「自分の場合は受けるべきか」「別の選択肢を優先した方がいいか」がかなりスッキリするはずです。

この記事で分かること
  • 基本情報技術者試験が役に立たないと言われる主な理由
  • 就職・転職や実務で評価されるケースとされにくいケース
  • 資格が必要な人と、優先度が低い人の違い
  • 資格を取る以外の選択肢や、後悔しない活かし方の考え方
目次

基本情報技術者試験は役に立たない?

  • 意味ないと感じる典型パターン
  • 無意味だと思われがちな理由
  • 価値ないと言われる就活事情
  • いらない資格と見なされる環境
  • おすすめしないと言う人の背景

まずは「基本情報技術者試験は役に立たない」「意味ない」と言われる背景から見ていきます。どういう人が、どんな場面でそう感じやすいのかを具体的に分解しておくと、自分のケースに当てはまるかどうかを冷静にチェックしやすくなります。

意味ないと感じる典型パターン

「基本情報技術者試験は意味ない」と感じてしまう典型的なパターンはいくつかあります。多いのは、すでに現場で働いている人が、業務の中で試験の知識を直接使う場面が少ないケースです。

例えば、Web系のフロントエンドエンジニアとして、日々JavaScriptやTypeScript、フレームワークの実装に追われているとします。このとき、二進数の手計算や論理回路の問題、情報数学の細かい公式に触れる機会はほぼありません。そうすると、「あんなに勉強した内容、仕事で全然出てこないじゃん」と感じやすいんですよね。

また、会社から言われて半ば義務感で受験した人が、「合格したけど、特に評価も変わらなかった」「そもそも受かっても仕事の内容は何も変わらない」と感じるケースもあります。この場合、資格取得と日々の業務・評価がうまく結びついていないことが原因になっていることが多いです。

基本情報技術者試験は「業務独占資格」ではないので、持っていなくても仕事自体はできます。そのため、資格を取った瞬間に仕事内容や給料がガラッと変わるわけではない、という前提は押さえておいた方が安心です。

無意味だと思われがちな理由

「無意味」「意味ない」と言われがちな理由として、まず挙げられるのが、試験内容と実務とのギャップです。基本情報技術者試験は、情報数学、アルゴリズム、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、かなり広い範囲をカバーしていますが、現場で直接使う頻度は分野によって大きく違います。

例えば、フーリエ変換や複雑な論理式の変形、ハードウェア寄りの知識は、「知っていると世界の見え方は変わるけど、日常業務でバリバリ使うわけではない」という位置付けになりがちです。ここだけを切り取ってしまうと、「こんなの覚えても無意味じゃない?」と感じても無理はありません。

さらに、出題されるプログラミング言語が、現場で主流の言語とズレていることもあります。C言語やJavaで基礎を問う問題がある一方で、実際の現場ではPythonやJavaScript、Goなど別の言語を使っている、というケースも多いですよね。このギャップが、「実務のプログラミングスキルの証明にはならない」という不満につながりがちです。

ただし、「直接使わない=完全に無意味」ではありません。アルゴリズムやデータ構造、ネットワークの基本的な考え方は、言語や現場が変わっても頭の中の土台として効いてきます。そこをどう評価するかで、試験に対する印象が変わってきます。

価値ないと言われる就活事情

就職・転職の場面では、「基本情報技術者試験は価値ない」「就活で意味ない」という声もよく見かけます。ここには、採用側が何を見ているか、という事情が絡んできます。

まず、新卒採用や未経験採用では、資格そのものよりも、コミュニケーション能力、チームで動けるかどうか、ポテンシャルなども重要視されます。そのうえで、基本情報技術者試験は「ITの基礎をちゃんと勉強した」というサブ要素として評価されることが多いです。つまり、資格だけで採用が決まるわけではないという前提があるんですね。

一方、中途採用では、これまで担当してきたプロジェクトや開発実績の方が圧倒的に重視されます。経験2〜3年以上の層になると、「基本情報を持っていて当たり前」「やった仕事の中身を説明してほしい」というスタンスの企業も増えてくるので、資格が差別化要因になりにくい、というのは事実です。

その結果、「就活でそこまで決定打にならない=価値ない」と感じてしまう人が出てきます。ただし、文系・未経験からIT業界に入りたい人にとっては、履歴書に書ける客観的な材料としての価値は依然としてあります。ここをどう捉えるかがポイントです。

いらない資格と見なされる環境

「いらない」と言われやすいのは、主に次のような環境です。

  • 外資系やグローバル企業で、日本の情報処理技術者試験の知名度が低い職場
  • スタートアップやベンチャー企業で、「資格より成果物やGitHub重視」という文化のチーム
  • 機械学習、ゲームエンジン開発など、かなりニッチで専門性の高い分野

こういった現場では、基本情報技術者試験を持っているかどうかよりも、「この技術スタックでどれくらい戦えるか」「実際にどんなプロダクトを作ってきたか」の方が圧倒的に大事です。採用ページにも、AWSやクラウド資格、特定言語の実務経験年数などが前面に出てくることが多いですね。

つまり、環境によって「いらない」の基準が違うということです。外資系や一部のスタートアップを目指すのであれば、基本情報技術者試験よりも、英語力やクラウド・インフラの実務経験、OSSへのコントリビュートなどに時間を投資した方が評価されやすいケースもあります。

おすすめしないと言う人の背景

「基本情報技術者試験はおすすめしない」と強く言い切る人の背景を見てみると、共通点があることが多いです。

  • すでにエンジニアとして数年の実務経験がある
  • 別の高度な資格(応用情報、ネットワークスペシャリストなど)をすでに持っている
  • 自分の専門分野が明確で、そちらの勉強で手一杯

こういう人にとっては、基本情報技術者試験で扱う内容の多くが「すでに知っている」か「自分の専門とそこまで関係がない」ものになりがちです。そのため、「今からわざわざ受け直す意味は薄い」という判断になるわけですね。

一方、IT未経験や駆け出しエンジニアにとっては、同じ資格でも意味合いがまったく違ってきます。その人のスタート地点やキャリアのフェーズによって、「おすすめ度」が変わるという前提を押さえておくと、「誰かの体験談=自分にそのまま当てはまる」とは限らないことに気づけます。

誰かが「おすすめしない」と言っていたとしても、その人のキャリアや目標、職場環境があなたと同じとは限りません。意見を見るときは、「この人はどんな立場から話しているのか?」もセットで考えると、判断を誤りにくくなります。

基本情報技術者試験が役に立たないか判断

  • 就職での評価と意味ある活用
  • 実務で役立つ場面とメリット
  • デメリットも踏まえた必要性
  • 資格いらない人と必要な人の違い
  • 基本情報技術者試験は役に立たないか意味ないか整理

ここからは、「役に立たない」という声を踏まえたうえで、それでもどんな場面で意味があるのか、逆にどんな人にとって優先度が低いのかを整理していきます。就職・転職での評価、実務での活かし方、時間やお金といったコストとのバランスを見ながら、自分にとっての必要性を一緒に考えていきましょう。

就職での評価と意味ある活用

就職・転職の場面で、基本情報技術者試験がどう評価されるかは気になるところですよね。結論から言うと、「有利になる場面はあるが、単体での逆転ホームランにはなりにくい」というイメージです。

新卒や未経験者であれば、履歴書に基本情報技術者試験の合格を書いておくことで、「ITの基礎を一通り勉強している」「ある程度の論理的思考力がある」というメッセージを採用担当に伝えられます。特に文系出身で、情報系の学部ではない人にとっては、ITへの本気度を示す材料になりやすいです。

逆に、「資格だけ持っていて他に何も話せない」という状態だと、評価は伸びにくくなります。面接では、勉強する中で何に苦労して、どう乗り越えたか、ネットワークやデータベースの知識をどんなイメージで捉えているか、といった具体的な話ができると、一気に説得力が増します。

基本情報技術者試験が就職にどう影響するかをさらに深掘りしたい場合は、就職・転職でのメリットとデメリットを整理している基本情報技術者試験は意味ないかを検討する記事も参考になると思います。

企業によって、資格手当の有無や評価の仕方はかなり違います。金額や昇進条件などは、必ず各社の就業規則や募集要項、面接時の説明で確認してください。ここで紹介しているのはあくまで一般的な傾向です。

実務で役立つ場面とメリット

「実務では役に立たない」と言われがちな一方で、現場で仕事をしていると、「あ、これ基本情報でやったやつだ」と感じる場面も意外とあります。特に役立ちやすいのは、次のようなところです。

  • ネットワークトラブル時に、TCP/IPやDNSなどの基本構造がイメージできる
  • データベース設計やSQLのパフォーマンス問題で、正規化やインデックスの考え方が分かる
  • セキュリティインシデントのニュースを見たときに、脆弱性の種類や対策の方向性がイメージできる
  • プロジェクト管理の話題で、クリティカルパスやガントチャートなどの用語に戸惑わない

こうした場面では、基本情報技術者試験で学んだ内容が、直接コードを書くのとは違う形で効いてきます。特に、社内のインフラ担当や上長と会話するときに、同じ用語で話ができるかどうかは、地味ですが大きな差になります。

また、別の技術を学ぶときの「土台」としてもメリットがあります。クラウドやコンテナ、セキュリティの高度な分野に進みたい場合、OSやネットワークの基礎を理解しているかどうかで、ドキュメントの読みやすさがかなり変わります。新しい技術をキャッチアップするときの「理解スピード」が上がるのは、長い目で見ると大きいです。

デメリットも踏まえた必要性

もちろん、基本情報技術者試験にはデメリットや注意点もあります。主なものは次のようなところです。

  • 勉強時間がそれなりにかかる(IT未経験ならおおよそ150〜200時間が目安とされることが多い)
  • 受験料や教材費など、一定のコストが発生する
  • 試験対策中心の勉強になると、「覚えること」が目的化してしまいがち

時間については、「平均で○時間」といった数字がよく出てきますが、これはあくまで一般的な目安です。実際には、これまでのIT経験、数学への慣れ、使える勉強時間によって大きく変わります。自分の生活リズムから逆算して、どれくらい時間を割けそうかを見積もることが大切です。

勉強時間の見積もり方や、どのくらいの時間で合格ラインを狙えるかの感覚をつかみたい場合は、学習時間に特化して整理している基本情報技術者試験の学習時間と勉強計画の記事をチェックしておくと、計画が立てやすくなるはずです。

費用や時間に関する数字は、すべて「一般的な目安」として捉えてください。実際の制度や料金、試験日程などは、必ず最新の公式情報を確認し、最終的な判断はご自身の状況や、必要に応じて専門家・経験者への相談も踏まえて行うことをおすすめします。

資格いらない人と必要な人の違い

ここまでの話を整理するために、「基本情報技術者試験の優先度が高い人」と「いったん後回しでもいい人」をざっくり分けてみます。あくまで一例ですが、自分がどちら寄りかを考える材料になるはずです。

タイプ基本情報技術者試験の優先度理由のイメージ
IT未経験・文系新卒高い基礎知識の証明になり、就職活動で話題にしやすい
社内SE志望・SIer志望高め会社によっては資格手当や昇進要件に関わることがある
すでに実務3年以上のエンジニア中くらい〜低めこれまでの実績やポートフォリオの方が評価されやすい
外資系・スタートアップ志望低め英語力や実務スキル、成果物の方が重視されやすい
すでに応用情報以上を保有かなり低い内容が重複しており、学びの新しさが少ない

大事なのは、「みんなが取っているから自分も」と考えるのではなく、自分の行きたい方向に対して、どれくらいコスパが良さそうかを考えることです。未経験でIT業界に飛び込みたい段階なら優先度は高くなりますし、特定分野でキャリアが固まりつつあるなら、別のスキルや資格に時間を回した方が良い場合もあります。

基本情報技術者試験は役に立たないか意味ないか整理

基本情報技術者試験は役に立たないか意味ないか整理

最後に、改めて「基本情報技術者試験は役に立たないのか」「意味ないのか」を整理しておきます。キホン猫としての結論は、「資格自体が役に立つかどうかではなく、使い方とタイミング次第」です。

たしかに、実務とずれている部分や、人気資格ゆえの希少性の低さなど、デメリットや物足りない点はあります。その結果、基本情報技術者試験は役に立たない、意味ない、と感じる人がいるのもよく分かります。ただ、それは多くの場合、「自分のキャリアとどう結びつけるか」が十分に設計されていない状態なんですよね。

一方で、IT未経験や文系出身で土台を作りたい人にとっては、体系的に基礎を学べて、就職の自己PR材料にもなり、上位資格や専門分野へのステップにもなる、というメリットがあります。スタート地点に立つためのパスポートとしては、今でも十分に価値があると感じています。

もし、「とにかく合格したい」「難易度や勉強法も含めて全体像を押さえたい」という場合は、試験の難しさや学習法にフォーカスした基本情報技術者試験は難しい?合格への学習法と真実の記事もあわせて読んでおくと、勉強の具体的なイメージがつかみやすくなるはずです。

まとめると、基本情報技術者試験は役に立たない資格ではありませんが、誰にとっても絶対に必要な資格でもありません。あなたの現在地(未経験なのか、実務経験者なのか)、目指したいキャリア(社内SE、Webエンジニア、外資系など)、そして確保できる時間やお金を踏まえて、「取る/取らない」の判断をしていくのがいちばん現実的です。

資格の有無だけで人生やキャリアが決まるわけではありません。公式な試験情報や企業ごとの評価基準は必ず最新の情報を確認しつつ、最終的な判断はあなた自身の目標と状況に合わせて行ってください。迷ったときは、信頼できる先輩エンジニアやキャリア相談サービスに意見を聞いてみるのもおすすめですよ。

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